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急な腰首の痛みが1回で改善
腱鞘炎で治療中の方、
今日はあっちこっち痛くなってきたとの事。
腱鞘炎を庇ってて身体がおかしくなって来たのかも…と悩んでおられました。
詳しくお話を伺うと主に腰と首の痛み、特に腰はギックリ腰のような嫌な痛みとの事。。
特に負担のかかるような事をした覚えは無く、しかも今朝から急に痛くなってきた様子。
ココ凄く重要なポイントですけど、
何かして傷めた場合はだいたい夜にかけて痛みが出ます。
そして朝から急にというのは冷えの可能性が高いです。
実際に動きや痛みを確認すると…
首:回旋後屈にてpain+
腰:前屈にてpain+
脈診:少し浮き気味
舌診:湿潤傾向
経穴診:申脈、外関、身柱、肺兪に反応+
ここ数日の気候変化:昨日より気温が下がっている
総合的に評価すると明らかに冷えによる症状と考えられます。
専門用語では、風寒表証、又は"葛根湯証"という状態です。
簡単に言うと冷えて身体が強張っている状態ですが、
実は、風邪やインフルエンザも病理は同じなので、酷くすると首や腰だけでなく、発熱や呼吸器症状が出てくる可能性もある状態です。
しかし早めに治療出来ればサクッと治ってしまうものでもあります。
【治療】
腱鞘炎の治療と合わせて、
申脈穴、身柱穴にアキュスコープ通電。
治療はこれだけです。
めっちゃシンプルですが、あまり色々しない方が逆にシャープに効きます。
あと、冷えではありますが、実はお風呂で汗をかき過ぎると悪化します。
なので出来れば入らない方がいいくらいなんですが、入るなら部屋を暖かくしてシャワーで汗を流す程度にし、シャワー後もサッと身体を拭いて直ぐに暖かくしておく。
暖めると良いように思いますが、汗をかき過ぎると汗と共に身体の熱が失われてしまうので実は入浴は要注意です。
【経過】
数日後の来院にて状況を確認すると、
前回治療後直ぐに症状改善して腰や首は気にならないとの事でした。
西洋医学では知られていない事なので一般的には知られていませんが、実はこう言った事はよくあります。
庇ってておかしくなったな〜と思っても、実際には身体は常に色んな影響を受けてますから、
食事もそうですし、
総合的に評価して治療と養生していく事が大切ですね。